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子宮筋腫の検査・治療

子宮をきらずに治療 子宮動脈塞栓術

子宮筋腫の塞栓療法(UAE)を開始しました。

子宮筋腫に対する治療法としてこの10年間の間に全世界で数万例に実施されてきました。
従来の手術療法と比べて体の負担が軽く、合併症も少ない治療法です。治療効果も他の治療法と比べて良好です。

しかし、子宮筋腫はできる部位や大きさによって、また年齢・挙児希望などのさまざまな背景を考慮していくつもの治療法の選択肢があります。子宮筋腫は悪性腫瘍でなく、また、閉経すれば自然に症状が消失するという特徴があります。

子宮動脈塞栓術は放射線科医が施行しますが、治療法の選択には婦人科医との十分な協議も必要です。当院では放射線科医と婦人科医が連携してあなたの子宮筋腫の治療法を検討します。UAEが可能で十分効果が期待される場合、当面、大阪府内の連携する血管内治療専門施設で治療を行います。設備やスタッフの整った日本有数の専門施設です。

術後は子宮筋腫に深い知識のある婦人科医と私が連携して経過観察を行います。


図:子宮筋腫塞栓術(UAE)イメージイラスト


子宮筋腫とは?

子宮筋腫は子宮の一部がこぶのように腫れる病気です。これは良性の病気で、閉経すると筋腫は自然に小さくなり症状もなくなります。30才以上の日本人女性の3人に一人は子宮筋腫を持っているといわれています。しかし、ほとんどは無症状で治療が必要となるのはそのうち約10%の方です。

子宮筋腫の主な6つの症状

子宮筋腫には下記のような症状があるといわれています。

・過多月経
・生理痛
・貧血
・腰痛
・腹部膨満
・頻尿



子宮筋腫の治療法

手術・ホルモン治療と子宮動脈塞栓術の特長
・ホルモン治療
薬によって体を閉経の状態にすることです。これによって子宮筋腫は小さくなりますが治療を中断するとまた大きくなります。また、更年期障害や骨粗しょう症などの副作用が現れます。

・手術(子宮全摘)
子宮筋腫の原因となる筋腫を取り除くのですが、子宮全摘の場合、当然ですが
妊娠できなくなります。また、まれに開腹術後、腸が癒着して腸閉塞の原因になることがあります。

・手術(筋腫核手術)
筋腫核出術では取り残しからの再発の可能性があります。
一般に手術しなければならないような症状のある子宮筋腫には子宮動脈塞栓術の
治療対象となります。


・ 収束超音波治療(FUS)
体外から超音波を当てて子宮筋腫を熱で殺します。全く体にメスを入れませんが、筋腫の数・大きさや位置によって治療に制限があります。一番新しい治療法です。これができる施設はまだ、限られています。

子宮動脈塞栓術
1mmほどの管を子宮動脈に挿入し、塞栓物質を注入します。
子宮の正常な部分の血流はのこりますが、子宮筋腫の部分だけの血液が流れなくなり、子宮筋腫は壊死し、数ヶ月をかけて小さくなっていきます。手技は約1時間で終了します。


子宮動脈塞栓術について

子宮動脈塞栓術の特色と注意点
子宮を残し、子宮筋腫だけを壊死させる子宮動脈塞栓術。
子宮動脈塞栓術には次のような長所があります。

@入院期間が短い
A子宮が残せる
B副作用や合併症が少ない。
C再発がすくない。

ただし、短所として下記のような事があげられます。

@約10%で症状が改善しないことがあります。
A病理検査ができない。MRIでも子宮筋腫と悪性腫瘍の区別がつかないことがわずかですが
  あります。
B健康保険適応外のため自費負担となる。約40万円程度です。


子宮動脈塞栓術 手技方法    

足の付け根から直径1mmほどの管を子宮動脈に挿入し、塞栓物質を注入します。
正常の部分の血液の流れは残りますが、子宮筋腫の血液だけが流れなくなり、
子宮筋腫は壊死し、数ヶ月をかけて小さくなっていきます。
手技は約1時間で終了します。全身麻酔はしません。

半日は比較的強い痛みが続きますが、オピオイドやその他の鎮痛剤を使ってできるだけ
痛みの緩和を図ります。


診療・検診・相談のお問い合わせ06-6311-7500

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